種子島のテロワールを活かすためのアグリコール製法
世界のラム酒のほとんどは糖蜜を原料としたインダストリアルラムですが、アグリコール製法によるラム酒は、さとうきびを収穫してすぐに搾汁できる環境が求められるため、世界での生産量わずか5%ほど。
手間のかかる製法ですが、さとうきび本来のよさや種子島のテロワール(自然環境要因)を表現しやすい点が特長です。
原料のさとうきびは黒海道、その一番搾りのみを使用
蒸留所から目と鼻の先にある自社農園では、さとうきびの中でも味がよくてショ糖濃度の上昇が早い、種子島でつくられた黒海道という品種を中心に栽培しています。
収穫後は、虫食いなどを手選別で取り除いたのちに、ショ糖分が減少する前の24時間以内に搾汁します。通常は3回搾汁しますが、ARCABUZでは糖度が高い一番搾りのみでもろみづくりを行い、蒸留しています。
搾りたてのさとうきび汁は、まるでメロンを思わせるような味がします。
ボトルとロゴのデザインはKEN OKUYAMA
ボトルとロゴのデザインは、日本人で初めてフェラーリのデザインを手がけたKEN OKUYAMA氏によるもの。
種子島と縁の深い火縄銃の砲身をモチーフにした八角形をしています。
透明感のある味わいの表現や環境への配慮から、ラベルは貼らずにボトルそのものに凹凸でデザインを施しています。
クラフトのよさをお楽しみください
ARCABUZは素材本来のよさを味わっていただきたいため、一般的なラム酒のように加水やブレンドはせず、原酒をそのままボトリングしています。そのためご購入のロットにより、アルコール分が若干変わります(56~60%目安)。 現在販売中のロットは、アルコール分57%。クラフトのよさをお楽しみください。