種子島のテロワールを活かすためのアグリコール製法

世界のラム酒のほとんどは糖蜜を原料としたインダストリアルラムですが、アグリコール製法によるラム酒は、さとうきびを収穫してすぐに搾汁できる環境が求められるため、世界での生産量わずか5%ほど。
手間のかかる製法ですが、さとうきび本来のよさや種子島のテロワール(自然環境要因)を表現しやすい点が特長です。
あるがままの原酒を樽熟成

一般的な蒸留酒づくりでは、複数のロットをブレンドしたりして味を均一にしますが、ARCABUZの樽熟成のラム酒は、原料であるさとうきびの個性を大切にするために、ひとつの生産ロットごとにその原酒を樽に充填しています。(ロットによりアルコール分が異なる場合がございます)
原料のさとうきびは黒海道、その一番搾りのみを使用

蒸留所から目と鼻の先にある自社農園では、さとうきびの中でも味がよくてショ糖濃度の上昇が早い、種子島でつくられた黒海道という品種を中心に栽培しています。
収穫後は、虫食いなどを手選別で取り除いたのちに、ショ糖分が減少する前の24時間以内に搾汁します。通常は3回搾汁しますが、ARCABUZでは糖度が高い一番搾りのみでもろみづくりを行い、蒸留しています。
搾りたてのさとうきび汁は、まるでメロンを思わせるような味がします。
ボトルとロゴのデザインはKEN OKUYAMA

ボトルとロゴのデザインは、日本人で初めてフェラーリのデザインを手がけたKEN OKUYAMA氏によるもの。
種子島と縁の深い火縄銃の砲身をモチーフにした八角形をしています。透明感のある味わいの表現や環境への配慮から、ラベルは貼らずにボトルそのものに凹凸でデザインを施しています。
蒸留所を見おろすさとうきび畑は、亜熱帯気候の北限

種子島は東京から南西に約1,200km、鹿児島県に属する南北50km ほどの島です。気候は温暖で亜熱帯と接し、多様な動植物の北限と南限の境界となっています。台風の通り道であり、冬になるとまれに雪が降る自然の厳しさもあります。
種子島の中でも、蒸留所のある中種子町は、黒ボク土に覆われた一帯です。保水性が高く、腐植の多く肥沃です。海から近い位置に蒸留所があり、それを見おろすようにして、私たちのさとうきび畑が広がっています。標高80m
ほどの小高い丘にあるため、台風が通過しても塩害を受けにくく、さとうきびの栽培に適しています。